ぼーっとすごしてしまった… でも実はそれ最高に脳に良いことなのです
ぼくは歯学部の学生なので将来は歯科医師になるわけですが、口腔のことはもちろん、脳のことも医療に携わる者として、多少は学びます。
そこで最近よく脳の働きについて調べているのですが、面白い話を見つけました。
それはワシントン大学の研究によるとぼーっとしているときは通常の脳の活動時の15倍ものエネルギーを消費しているということです。
これすごくないですか?15倍もですよ!
どういうことかというと、ぼーっとしている間は脳の『デフォルト・モードネットワーク』が働いているからだとされています。
デフォルト・モードネットワークとは、脳のスタンバイ状態であり、これから自分がどうしていくかを考えたり、自分の過去の経験を分析したり、自分がどういう状況に置かれているかを見極めたりと自己成長の準備をおこなっている言えます。
デフォルト・モードネットワークが働く時間が少ないと、前頭前野の働きが弱くなり、集中力や注意力、判断力、記憶力、ひらめきが低下します。
つまり、家からあまり出られないこの時期に『ぼーっとしている時間』がもったいないといってSNSやyoutubeに暇な時間すべてを費やすのではなく、たまには『ぼーっとする時間』を作っていきたいものです。